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責任分担の極みだ:At Wrigley Field, Chicago.

 投稿者:#47 Ump.  投稿日:2020年 5月16日(土)16時55分31秒 EATcf-185p167.ppp15.odn.ne.jp
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   Chicago Cubs against Pittsburgh Pirates 17-4 at Wrigley Field 13th Sept. 2019

 この試合の、Four Manの動きは、我われ、アマチュアー審判員にとっておおいに参考になる。紹介しよう・・・。

クルーは、PL:David Rackley、1BU:Alfonso Marquez(CC)、2BU:Dan Bellino、3BU:Jeremie Rehakの四氏。

状 況:
 パイレーツ、3回表の攻撃、二死・走者なし、Pablo Reyesがレフト前二塁打。次打者、Adam Frazierは二塁横へグランドボールの安打。
二塁走者レイエスが一気に本塁突入。右翼へ抜けようかの打球を処理したカブス二累手David Boteは本塁へ送球。
 捕手コントレラスは走者を本塁手前でタグし、球審がパンチアウト・コール。

 この判定にパイレーツ監督Clint Hurdleがチャレンジも、結果、判定どおりの裁定。

 各人が自分の責任を充分に果たしているのを、下の映像で確認しよう・・・。
しかしだ!! ただ単に、映像を見るのではなく、自身がアンパイアーリングしているような感覚を持ち、ボールに正対する意識を持とう。
 そのことが、スキルや技術をアップさせるひとつの手立てになると確信する。

 Watch the below video for you :

https://www.mlb.com/unified-player/embed/reyes-out-at-home-after-review?autoplay=true&cust_params={%22inning%22:9,%22status%22:%22top%22}&mute=true&playercontext=atbat%20real-time%20highlights&sitesection=mlb_gameday&usehtml=true&volume=75

 Point of view 1: Angle and Distance of the Plate Umpire:

 球審ラクリーは、本塁付近の妨害可否を想定。走者の位置と捕手の位置取りを勘案。

左脚を左方向へ一歩スライドし、右脚をワン・ドロップした後、プレイを
覗き込み、捕手が球を確捕しているのを観て、パンチアウトしている。

 この場合、左脚を左へスライドした時、更にその左をステップ・アップさせたいところだが、プレイが近いので、右脚をワン・ドロップして
プレイを覗き込んでいる事に気付いてくれたなら幸いだ。

 また、映像で見てのとおり、捕手と走者が本塁手前でぶつかっているが、捕手は右方向からの返球を捕り、走者へタグしている。

 プレイは妨害に当たらずと、捕手コントレラスの捕球を見定めてからアウト・コールしたものである。

 その捕球とタグ・プレイの時間差は、ほんの僅かであるが、球審ラックリーは、落ち着いてプレイを判定している。

 こんなところにも、メジャー・アンパイアーの技術やスキルが並大抵でないことを痛切に感じる。

 Pont of view 2: Umpire Responsibility:

①一塁アンパイアー、Alfonso Marquezは、打球が放たれるやいなや、打球と二塁手の動きから眼を離すことなく、一塁方向へ駆け上っている。
自身の責任(打者走者の触累、アウト/セイフ、打者走者の触塁、妨害の有無など) を果たすためだ。

②この時、二塁アンパイアーのDan Bellinoは、二死であったことで内野外に位置しているが、打球や二塁手を注視している。
もし、二塁でプレイが起きたときは、決して中には入らないであろう・・・。

③一方、三塁Jeremie Rehakは、三塁へステップ・アップし、二塁走者のレイエスが、確実にベイスを踏んだかどうかを確認している。
この時注意しなければならないのは、観る角度が悪いと、塁の高さに阻まれ、触塁を確認できないことがあるので留意したい。

 この様に四審、それぞれが自分の責任(分担)を果たすことで、クルーが成り立っている。

これぞ、フォー・マンクルージングの極みだ!!

「何ア~んだ、そんな事、簡単じゃないかア。俺にも出来る」と、キミ(君)は腹の内で思っているに違いない。

理解したつもり、口で言うのはた易いが、プレイを読み、リアクトするのは容易ではないゾ。
自分では理解した、つもりを口にだすほど簡単ではないッ!! つもりは習得・体得ではないヨ!!

それに、常の試合で「アンパイアー・レスポンシビリティー」なるものを考えたことがある??

You need some skill and more experience for umpiring yourself!!

写真上:球審はボールに正対。捕手は球を確捕しているが、左脚は本塁を塞ぐことなく、またいでいる。
写真中;一塁のフォンジーは打球と二塁手を見据え、一塁へ駆け上がっている。
写真下:三塁リハクは、ライン際を三塁方向へ上がり、走者に触塁を確認した。
 
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