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A Safe Call in World Series.

 投稿者:#47 Ump.  投稿日:2020年 4月25日(土)22時08分20秒 EATcf-273p115.ppp15.odn.ne.jp
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   Kansas City Royals対ST. Louis Cardinalsの間で行われた、1985年のワールド・シリーズ。

 カーディナルスが3勝2敗とリードして、迎えた10月26日(現地)、処をカンサスシティーの
ロイヤルズ・スタジアムへ移し、第六戦が始まった。

 この試合で、当シリーズの行方を決したといわれる程の大きなプレイが、九回裏に起きた。

 カーディナルスに1-0で敗戦濃厚ロイヤルズの最終回、先頭打者六番Darryl Motleyに代わり、
代打Jorge Ortaが打席に入った。
オルタは、一・二塁間へ浅めのゴロを放った。この打球をカーディナルスの一塁手Jack Clarkが前進し好捕。
これを一塁カバーに入った投手のTodd Worrellへ送球。

 この時、一塁アンパイアーDon Denkingerは、プレイを判定するため一塁方向へ懸命に走った。

 アウト/セイフは間一髪のプレイ。デンキンガーは腕を横に広げた。「Safe!!」
この判定にカージナルス・ベンチは当然の猛抗議。
一塁アンパイアー、デンキンガーは「何いってんだッ、セイフだ!! セイフだヨ!!」と譲らず。

 今なら、当然チャレンジが掛かり、ビデオ判定を要求されたろうが、当時、そんな事さえ知られず。

メジャーで起きた、大誤審(ミス・コール)のひとつに数えられている、このプレイ。
https://youtu.be/vyt1xEvqqow
 Denkinger made a call “Safe” in 1985 WS Game6

 思い出すのは、ジム・エヴァンスのことば「ディスタンス(距離)よりアングル(角度)が大事」

その言葉を肝に銘じ、理解して、デンキンガーがコールするまでの経過を、映像で確認し、各人が検証・研鑽してほしい。

 どんな打球が跳んだ? どこへ?  野手の動きは? 誰が打球を処理し、誰が一塁をカバーする?
どの方向から送球が来ている? どんな状況でプレイが予想される? アンパイアーの角度は? 距離は?
など等の結果と問題点を学べる貴重な教材である。

 また、何故、その位置?何故、セイフ?何故、耳と眼を連動させなかった?何故、90度を取れなかった?など、
なぜ(原因・理由)?を自分なりに考えて総括・反省してみようヨ。

 各自が、そんな疑問を持つことも、審判技能を向上させる、ひとつの手立てになろう・・・。

 常日頃、Ball/Strike、Out/Safe、Catch/No Catch、Fair/Foul、Play/Timeをコールするためだけで、
グラウンドに立っていやしない??

 それを評して「10 Calls Umpire」と、筆者は呼んでいる。

 もちろん、10コールは大事。

だが、それらの判定を下すために、審判員として身に付けなければならない基礎がある。

 プレイの状況を読み、然るべき角度と距離を勘案しなければならない事を、常に頭に入れ、
意識してグラウンドに立ちたいものだ!!

 そのことが、自身の責任を確実に果たすための第一歩である。

  Have you ever though about umpires? Think again about what is an umpiring?
(今まで、審判員とは何か、と考えたことがありますか?審判について、もう一度考えてみようじゃありませんか!!)

閑話休題:1985年(昭和60年)のヒット曲を少々・・・
     https://youtu.be/wTP2RUD_cL0     Dire Straits“Money for Nothing”
     https://youtu.be/DHutZXREZ0E     Madonna”Crazy for You!
     https://youtu.be/m3-hY-hlhBg     Whitney Houston"How Will I Know"

   **写真上:二・一塁延長線上の一塁後方付近からプレイを読む、一塁審判員デンキンガー**
   **写真下:角度を変えてみると、Safe? Out? がよく判るし、解りやすいよネ**
   **写真下:1985年WS公認使用球。第6代コミッショナーPeter Victor Ueberrothの署名入り**
 
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