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Runner’s Lane Interference called in 2019 WS Game 6.

 投稿者:#47 Ump.  投稿日:2019年11月 6日(水)23時13分16秒 EATcf-273p120.ppp15.odn.ne.jp
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   いささか時間が経ち過ぎた情報で恐縮だが、今年のワールド・シリーズでランナーズレーン・インタフェアーランスが発生した事象を記す。

10月28日(現地)ヒューストン・ミニッツ・メイドパークでのワシントン・ナショナルズ対ヒューストン・アストロズの第六戦七回、
無死・走者一塁でナショナルズの打者Trea Turnerは投手左前へゴロを放った。

 ナショナルズ打者ターナーの打球をストロズ投手ピーコックは左前方でこれを捕り、封殺を狙い一塁へ送球。

打者走者のターナーはランナーズ・レーンの外側(フェアー・テリトリー)を走り、一塁到達寸前でグリエルのグラブに尻部を接触させてしまい
「守備を妨害した」として球審Sam HolbrookはRunner’s Lane Interferenceを裁定した。

      https://www.mlb.com/video/martinez-ejected-after-turner-out

 この判定に、メディアの大半が「Not Interferences」ではないと論評したなか、MLBのジョー・トーレベイスボール最高責任者は
「球審ホルブルックの裁定は正しい」と述べた。

 この様なケースが昨年のワールド・シリーズのアストロズ対ダジャース第四戦の七回、無死・満塁で同じ様なプレイがあった。

 今年と相違するのは、①アウト数、②走者の塁位置と数、③打球方向と一塁への送球方向、④球審の位置取り、
⑤打者走者に送球が当たったか否か等など・・・。

     https://www.mlb.com/video/turner-scores-on-error-in-6th-c2518182983

 プレイ:ダジャースの打者コディー・べリンジャーは一塁ゴロで3―1―3のWプレイかと思われた。

 球審Chad Fairchildは三塁走者の本塁封殺をコール。一方、打者走者のべリンジャーはランナーズ・レーンの外側(フェアー・テリトリー)を走り、
一塁手前で捕手からの送球を背中に受けてしまい、一塁手は捕球出来ずにボールは右翼方向へ転々と・・・。

 一瞬、インターフェアーか?と思われたが、球審Chad Fairchildはノー・コール。
Oh, my God!! I thought that’s Interference. Why not Interference? Why No Call?

昨年と今年のプレイを比較してみよう・・・。

 ①双方に共通しているのは打者走者がランナーズ・レーンの外側を走っていたこと。

 ②昨年の球審、フェアーチャイルドは本塁封殺判定後、その位置に留まっている。
一方のホルブルックはセンターポジションから一塁エクステンドへ出て、しっかりと打者走者のスリーフィート・レーン内か否かを確認している。

 ④昨年の一塁送球は捕手からで、べリンジャーはフェアー・テリトリーを走り、
一塁手前で背中に送球を当ててしまい、明らかに一塁手の守備を妨害したといえよう・・・。

  ⑤それに比べサム・ホルブルックは打球が放たれるやセンターポジションから一塁エクステンドに構え、打者走者ターナーの違反走行を確認。
ゴロをさばいた投手ピーコックからの一塁送球を、一塁到達寸前でターナーが一塁手グリエルのグラブに尻部を接触したのを裁定。

⑥その接触でグリエルはグラブをはじいてしまい捕球できず。

⑦ホルブルックはこのプレイをランナーズ・レーン・インターフェアランスと判定。

 ⑧この様に、ランナーズ・ンインターフェアランスを執るには、打者走者の走路や一塁へ送球される方向、
そして何より重要なのは打者走者がランナーズ・レーンを走っているかどうかである。

 そして、時系列でプレイを見定め、裁定することが求められる。

 設問:もしターナーがランナーズ・レーンを走り、一塁到達(一塁触塁)の最終ステップで尻にグラブが当たった場合、インターフェアランスの宣告は「Yes?」or「Nothing 」・・・?

そんな難しい判定をニューヨークのリプレイ・センターでは各球場に設置された12台のカメラ映像を駆使、解析し、裁定の正否を確定している。

 ランナーズ・レーンは打者走者と一塁手の衝突防止策として1800年代後半に設けられた。
その頃の一塁ベイスはその半分がフェアー・テリトリーに、あとの半分がファウル・テリトリーに設けられており、ファウル側は打者走者が触れるもの、
フェアー側は野手や走者が触たり、タグするためにと規定され、その外側にスリーフィートのレーンが設置され現在に至っている。

 因みに1800年代後半に今のようなバッグに変わったのを機に、打者走者はランナーズ・レーンを走り、一塁到達寸前にフェアー・テリトリーへ踏み出してバッグを踏むことが許される様に規定された、

 最後に、球審ホルブルックは本塁前の一塁エクステンドでセットしプレイを注視しているが、我われアマチュアー審判員は、
打球を見据え45フィート位まで上がって行きたいものだ。

          ***写真の無断転載禁止***

 写真上:投手ピーコックはゴロを捕り、一塁送球。一塁エクステンドに構えた球審ホルブルック。

 写真中:ランナーズ・レーンの外側を走っていたターナーは一塁寸前で、尻がグリエルのミットに接触。

   この映像がNYのリプレイ・センターで確認され守備妨害によるアウトが確定。

 写真下:昨年のワールド・シリーズ第四戦で同じ様なシーンが起きた。
球審フェアーチャイルドの立ち居地に注目。この後、打者走者ベリンジャーは捕手からの送球に当たったが「No Call」
 
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