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FRICTION / LIVE, PASS TOUR '80

 投稿者:間借人  投稿日:2009年 4月21日(火)21時21分53秒
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  FRICTIONが今年14年ぶりの新作を発表したので、来月久しぶりにライブを観に行って、RECKと中村達也の二人編成でどんな演奏をしてくれるかを確認して来ようと思っています。新作とライブについてのレポートは別の機会にゆずりますが、そんな訳でFRICTIONの旧譜をチェックしていたら、2007年末にこの「LIVE, PASS TOUR '80」が発売されていたことに気がついて入手しました。

これは1980年5月25日、神奈川大学にて行なわれたコンサートを収録したもので、メンバーはRECK, CHIKO HIGE, TSUNEMATSU MASATOSHIという最強ラインナップ。特筆すべきは、ライブアルバムの発表を想定して、きちんとマルチトラックで録音された非常に音質のいいものだということです。 FRICTION というと、「'79 LIVE」やシングル「PISTOL」に代表されるように、カセットによる録音なので音は悪いが演奏は凄い、というパターンが多いのですが(クリムゾンの「アースバウンドもその系列ですね)、これは全盛期の彼等の凄いライブが、きれいな音で聴けるというのが何と言っても嬉しいです。

同じ日の突然ダンボールとグンジョーガクレヨンのライブは'80年中に「PASS LIVE」として発表されましたが、FRICTIONはこれをお蔵入りにしていました。

ファーストアルバム発売からまだ1ヵ月後のライブであるにもかかわらず、既に音に変化の兆しが見えるところが興味深いです。セカンドアルバム「SKIN DEEP」に収録された「ikigire」が全く違うアレンジで演奏されていますし、16ビートの「time smoke」のカッコよさといったらないです。TSUNEMATSUのこういうギターは、後のE.D.P.S.の「DEATH COMPOSITION」に通じるものがありますが、リズムセクションが RECK と HIGE だと全く違うグルーヴになるんですねえ。勿論大半を占めるファーストアルバム収録の楽曲群も実にパワフルです。

RECKがこれをお蔵入りにしたのは、FRICTIONとしてのベストパフォーマンスではなかったからなのかもしれません。しかしながらこれは'80年当時のみならず、今でもこんな強靭な音を出せるスリーピースのバンドはそうはいない、という意味では大変貴重なライブ盤だと思います。
 
 
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