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The judge of the fitness of the balls to be used in the game

 投稿者:#47 Ump.  投稿日:2017年11月18日(土)23時47分22秒 EATcf-18p202.ppp15.odn.ne.jp
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   今日は、メジャーの試合で使用されるボールに付いて述べてみる。

規則4.01 Umpire duties(審判員の責務)
   その(C)項には:「審判員(球審)はホームティームから受け取るボールが捏ねられ、適宜に光沢が消され、滑らず当該試合の使用に支障がないか
どうかを、単独判断で決定する」とある。

1920年以来、メジャーの規則書には「試合前に新しいボールの滑りや光沢を取り除く事が審判員の任務の一つ」と規定された。

メジャーで一試合に使用するボールは約7、80球。予備を2、30球、合計110球程を用意しておく。

 ホームティームは白く滑りやすい新球の①つやを消し、②滑りを防ぐために(危険防止)特殊な泥を用い、凡そ110球程をこねて(磨く)用意し、
当日の審判員に渡すことになっている。

 球審はボールがよくこねられ滑り難く、白さが程よく消されているかどうかを自身の判断で決定する(写真上)

その際に使われる磨き泥は、ニュージャージー州パルメイラのデラウエアー河畔の「秘密の場所」から採取されるものが使われている。

 1938年(昭和15年)以来、メジャーやマイナーで使用されているもので、それ以前は靴墨や紙巻タバコの汁等が使用されたが、ボールが暗すぎて、
打者が投球を見るのに困難をきたした。

 泥を発見したのは、シカゴ・ホワイトソックスで監督を務めたLena Blackburn(写真中、故人1886~1968年。右はGrace夫人)で、1930年フィラデルフィア・アスレティックスのコーチだった時に、選手から「球が黒すぎて見にくい」と言われ、採用を進言した。

以来メジャーでは、この泥の使用が決められ「デラウエアー川の泥」と呼ばれている。

この特殊な黒い泥は「Lena Blackburn Rubbing Mud社」が独占販売するもので、約1kg入り缶が$75(¥8,600)となっている(写真下)

 因みに、NPBでは京都、網野町・琴引浜の白砂と鹿児島県の火山灰を含んだ黒土を秘密の配合比率でブレンドした砂を使い、ボールの光沢を消し、
蝋に因る滑りを防いでいる。

A ball, watching on and Have more fun!!

***写真の無断転載禁止***
 
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