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新作「DEEPERS」は、新曲2曲+カバー3曲で構成されたミニ・アルバムです。
新曲の方は、端的に言うと、ギターレスの「ZONE TRIPPER」でしょうか。ギターの音がかぶせてあれば、「ZONE TRIPPER」に収録されていてもあまり違和感がないような曲だと思います。14年ものブランクは感じません。
カバーはイギー・ポップの「Raw Power」、ストーンズの「You Got Me Rocking」、ジミヘンの「Fire」という選曲です。これらがRECKのあの声で歌われ、ベースとドラムスだけで展開される、というのはFRICTIONらしくない、よく言えば斬新、悪く言えばとりあえずの音固めのためのリハーサル、なんでしょうか。
ベースとドラムスだけという編成からは、私は以前のPABLO PICASSOを思い出すのですが、PABLO PICASSOの場合、強力なベースに比べ、ドラムスは控えめなサポートに徹していたように思います。(余談ですが、私はPABLO PICASSOのベーシストの野村誠さんの音が大変気に入ったので、一緒にバンドをやろうと彼の自宅に電話をかけたことがあります。 数回かけていずれも不在でしたが)
これに対し、今のFRICTIONのRECKと中村達也の関係は、もっとインタラクティブで、ほぼ対等にベースとドラムスの音を投げ合っているような印象です。
前任のFRICTIONのドラマー SATOH MINORUの時は、延々反復するビートの上にのせたRECKのベースが跳ね回るような作り方でしたが、中村達也という新しいパートナーを得て、RECKの作り方は相互作用・化学反応を重視する方向に変わってきているように思います。
スライ&ロビーでもわかるように、ロックはある意味ベースとドラムスだけで成立してしまえる部分がかなりあると私は思ってます。 今回のFRICTIONのギターレスデュオ編成がいつまで続くのかわかりませんが、まずはどういうライブになるのかを見届けます。
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