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BLADE RUNNER

 投稿者:間借人  投稿日:2008年 3月 6日(木)11時36分2秒
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  別件ですが、ようやく昨年末に購入した「ブレードランナー25周年記念DVD BOX」を観終わりました。
5種類の本編を見比べてみると、それぞれ以下のようになっています。

1.ワークプリント(1982年)
劇場公開前の試写会でのみ上映されたバージョン。オープニング・クレジット、冒頭のレプリカントの説明、使用されている音楽(ヴァンゲリスのものは少ない)が違います。エンディングはエレベーターのシーンでおしまい。

2.オリジナル劇場公開版(1982年)
アメリカでの劇場一般公開版。ヴァンゲリスの音楽が大幅に追加され、エンディングはハッピーエンドに。これが一番わかりやすいバージョン。

3.インターナショナル版(1982年)
アメリカ以外の国で公開され、後にビデオソフトになったバージョン。ロイがタイレルの顔をつぶすシーン、プリスがデッカードの鼻に指を突っ込むシーン、ロイが自分の右手に釘を突き刺すシーンの3箇所の残酷な映像が追加になっている。

4.ディレクターズ・カット(1992年)
公開から10年後に監督が再編集し、ビデオ・ソフト化もされたバージョン。ハリソン・フォードのナレーションは削られ、エンディングもワークプリント同様、エレベーターのシーンまでに変えられた。3.にあった残酷なシーンも削られた。しかし今までのバージョンにはなかったユニコーン(一角獣)の夢のシーンが追加され、大いに議論を呼ぶことになった。

5.ファイナル・カット(2007年)
昨年再編集され今回DVDで初登場となるバージョン。一部削られたシーンもあるが、一方で追加されたシーンも多い。台詞にも追加されているものが幾つかある。3.の残酷なシーンは全て復活。4.のユニコーンのシーンも追加映像と共に入っている。これもハリソン・フォードのナレーションはなし。従来のバージョンではファンから不評だった3箇所 : (1) デッカードがハサンを尋問する時の台詞と口の動きの不一致、(2) ゾラがデッカードに撃たれてショーウインドーに倒れ込むシーンで、スタントの女性がつけているかつらの髪の色が合っていない、(3) ロイが死んだ時に鳩がはばたいていくが、その空の色がそれまでの雨のシーンと合っていない、はいずれも最新技術で修正されている。(1)ではハリソン・フォードの息子、(2)ではゾラ役を演じたジョアンナ・キャシディがそれぞれ2007年になってから演技をしたものが合成されている。
また、今回は音が格段に良くなり、役者の台詞の声だけでなく、雨や靴音などが明瞭に聴こえるようになっている。エンディングは1と4と同じ。

リドリー・スコット監督は当然のことながら最新の「ファイナル・カット」が一番のお気に入りだそうです。

それにしても今あらためて観ると、昔は気がつかなかったことに気がつきますね。なんでロイはデッカードとの対決の最中にいつの間にか服を脱いでるんだ? とか、なんでロイは最後に鳩を持ってたんだ? とか。25年前に未来を予測する時に、綺麗な未来ではなくて汚い未来を予測したのがこの作品の凄い着眼点だったわけですけど、25年前には携帯電話までは予測できなかったのかなー、とかね。

ミニチュア模型を使ったシーンの中にいくつか笑ってしまうものはありますが、それを除けば25年前のものとは思えない出来の映画ではあります。
この映画の想定していた2019年まで、もうすぐなんですね。
 
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